建築材料等の概説・雑学

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 木質系床材 
 木質系の床材には、板、フローリングなどがあり床仕上げ材として多く使用されているが、傷つきやすく、耐火性がなく、変形しやすいなどの欠点がある。
 
1.板材(縁甲板)
 針葉樹などから引き出した板を用いる。ブナ、ナラ、カシなどの広葉樹を用いたり、価格の安い輸入の広葉樹のものもある。天然木の風合いを味わえるが、節が入りやすく、反りや収縮、割れ、傷などが生じやすい。
 耐久性を付加するために樹脂などを注入したり、複層にして反りや収縮などを防いだ製品もある。
 
2.単層フローリング
 針葉樹又は広葉樹が使用され、板(無垢又は集成材)のみあるいは類似した板を積層、さねはぎ加工して作られる。
 フローリングボードは、厚みがあるので研磨することができ、更に厚いものは体育館などに使用される。
 フローリングブロックは、ボードを30cm位の正方形にしたものでスラブのモルタル面に直張りすることができる。
 モザイクパーケットは、ひき板の木片を組み合わせて製造される。
 
3.複合フローリング
 積層した原板や合板を台板とし、その表面に化粧板(天然木化粧)を貼り付けたもの、又は表面加工(特殊加工化粧)したものなどがある。割れや節、反りや収縮などが少なく、種類が多い。
 
4.コルクタイル
 コルクがし、あべまきなどの樹皮を原料とし、シート状に加工して製造される。軽量で弾力があり、断熱性や遮音性に優れる。
 
 石 材 
 石材は美しいのであるが硬く、平滑な場合は滑りやすいので、滑りにくくしたりして転等に対する配慮が必要である。また、下地や目地などが不適切な場合は、割れなどの故障が生じやすいので施工に注意を要する。
 仕上げ材として、厚さ20~25mm程度のものが用いられる。 参照→石材
 
1.大理石
 炭酸カルシウムが主成分で、酸化鉄などの副成分により大理石の色調や模様を形成している。色調が富であるから装飾に用いられ、高級感があり彫刻や工芸品にも用いられる。価格は高価である。酸や水、熱にさらされないように注意する。
 
2.御影石
 花崗岩のことで、石英、長石、斜長石などを主成分とし、他の鉱物が混じって色々な色調が現れる。強固で、見た目が美しく耐久性があるため磨耗や風化に強く、黒色から灰色、薄桃色までの色調がある。
 
3.人造石(テラゾ)
 大理石や花崗岩、蛇紋岩、石英などを砕いた粒の種石とセメントや顔料などを練り混ぜ、硬化後に表面を研磨して洗出し又は研ぎ出しで仕上げるか、成形して仕上げる。軽量骨材を混入したものやセメントの代わりに樹脂を用いたものもある。
 人造石でも天然石を用いたものは天然石材の風合いに近いが、天然石が入っていない合成樹脂で成形したものは天然石材の風合いが劣る。
 
 塗り床材 
 塗り床材は、無機質系と有機質系に分けられ、一体形、浸透形、塗布形に分類される。継ぎ目なく、曲面や凹凸ある箇所にも仕上げられる。
1.一体形塗り床材
 セメントなどの無機質材料が使用され、耐水性、耐摩耗性、耐薬品性、防汚性、防滑性などが要求される。
 モルタル塗りが安価で手軽に施工できるが、仕上がりの美しさに劣る。
 
2.浸透形塗り床材
 無機質系に属し、シリカ、ケイフッ化質などの材料を基材に浸透させて表面強度や耐久性などを図る。
 
3.塗布形塗り床材
 合成樹脂の有機質系の材料は、エポキシ、ウレタン、メタクリル、ポリエステル、ビニルエステルなどで、無機質系の材料はシリカやシリコンなどが主なものである。付着性、耐摩耗性、耐荷重性、耐水性、耐薬品性、耐熱性、防滑性、防汚性、帯電性などが要求される。