建築材料等の概説・雑学

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〔セメント〕
  主原料の石灰岩、粘土などを粉砕・混合し、焼成して石膏を加えて作る。水中でも硬化が進む水硬性のセメントと水で練って硬化が空気中で進む気硬性セメントに分けられる。普通、セメントといえば水硬性セメントであるポルトランドセメントをさす。
 
 水硬性セメントは、水と練り合わせると初めは流動性があるが、その後に化学反応を起こし硬化して強度が増加する。
 ・水分量が多いと凝結が遅くなる。
 ・温度が高くなるほど凝結が早い。
 ・混和剤を入れて、凝結速度や水分量を調節することができる。
セメントの性質
 アルカリ性があり、比重は約3.15で、細かい粉末を比表面積で表わす。細かいセメントほど水と接する面積が多くなり、水和という化学反応が進んで強度が早く出る。
セメントの種類
 1.ポルトランドセメント:普通一般に使われている普通ポルトランドセメント
                短期間に強度が得られる早強ポルトランドセメント
                水和反応による発熱を抑えた低熱ポルトランドセメント などがある。
 2.混合セメント : 高炉スラグやフライアッシュなどを混合し、発熱や化学性などを改善したセメント
             混合比率によりA・B・Cの3種がある。
 

種    類

比表面積 c㎡/g  特    徴用  途

ポルトランドセメント
普通ポルトランドセメント ≧ 2500 

一般のコンクリート工事用である 

一般土木・建築 

早強ポルトランドセメント ≧ 3300 

初期から強度が出るが、反応による

発熱が大きい

 冬季の工事

プレストレス(PC)

低熱ポルトランドセメント ≧ 2500 

水和熱が少なく、収縮量が小さい

マスコンクリート

高強度コンクリート 


混合セメント
 高炉セメント ≧ 3000

水密性、化学抵抗性がある

混合剤が多くなるほど水和熱を抑える

マスコンクリート

港湾用

 フライアッシュセメント ≧ 2500

 水分量を減らすことができ、収縮量小さく、水和熱も低い

マスコンクリート 

 
〔骨 材〕
 セメントに混入してコンクリートやモルタルを作る補充材料で、砂や砂利、高炉スラグなどをいう。
骨材の種類
 1.細骨材:骨材の大きさが径5mmほど以下のもの  砂、砕砂
 2.粗骨材:骨材の大きさが径5mmほど以上のもの  砂利、砕石
 3.軽量骨材:コンクリートの重量軽減・断熱などを目的にした比重の小さい骨材
骨材の性質
  砂や岩石などの普通骨材の比重は2.6ほどで、普通硬化したセメントやコンクリートより圧縮強度が高い。
望まれる骨材の品質
 1.有機物、塩化物、ゴミなどを含んでいない。
 2.セメントと化学反応を起こさない。
 3.吸水率が少なく比重が大きく、耐久性・耐火性に優れる。
 最大径20mmの砕石、又は最大径25mm砂と砂利が一般的に建築用に用いられ、骨材の混合割合を粒度という。
 適切な混合具合が骨材同士の隙間を埋め、密度を高めて強度が高まるコンクリートを作る。